第2回コラム 熱中症について

みなさん、いかがお過ごしでしょうか?
まだ5月というのに、最高気温が30℃を超える真夏の日が見られ、体調を崩してしまう方もおられるかと思います。そこで、今回は熱中症の話です。熱中症で大切なのは、正しい予防と早めの治療です。

以下の点に注意し、しっかり予防しましょう。
「水分」をこまめに。
のどが渇いていなくても、こまめに水分補給をしましょう。
「塩分」をほどよく。
大量の汗をかくときは、特に塩分補給をしましょう。
快適な「睡眠環境」を。
暑さに負けない体力作りをしましょう。
「気温と湿度」を気にしましょう。
自分のいる場所の気温と温度を常に気にかけましょう。
「室内」を涼しくしましょう。
ガマンせずに室温を下げましょう。
以下のような異変を少しでも感じたら医療機関を受診しましょう。
めまいや顔のほてり

体のだるさや吐き気

異常な汗のかき方

体温が高い

無理せず、夏を乗り切りましょう。

夏に増加しやすい脳梗塞、5月25日~31日は脳卒中週間です

日本脳卒中協会は、一般市民の脳卒中に関する知識を高め、予防や早期受診につなげようと、毎年5月25~31日を「脳卒中週間」とし、啓発活動を行っています。2019年度の標語は「まさかより もしやで受診 脳卒中」。5月を選んだ理由は、厚生省研究班の調査で、脳卒中の大部分を占める急性期の脳梗塞の発症が年間では6~8月から増加することが明らかになったからです。 「脳卒中は冬に多い」というイメージがありますが、実際には夏に入る前にも注意しなければならないことを啓発するために、5月の最後の1週間を「脳卒中週間」として設定したそうです。

高血圧、糖尿病は脳卒中の危険因子

2017年の患者調査では脳卒中の患者数は112万人に達し、日本人の死因の第3位を占めています。脳梗塞は発症すると脳に重い障害が残ることも多く、寝たきり老人の3割、要介護者の2割を脳卒中患者が占めています。 しかし、日本脳卒中協会の調査では、一般市民の脳卒中に関する知識は乏しく、脳卒中の危険因子となる高血圧、糖尿病などの治療は不十分なことが多いのが現状です。 脳卒中の多くを占める脳梗塞は動脈硬化が原因で発症するため、動脈硬化の原因となる糖尿病や高血圧、脂質異常症の治療や、生活習慣の改善が予防のためには欠かせません。

心電図検査を受けましょう

心電図検査を行うことで、効果的に心房細動という不整脈を見つけることができます。不整脈がある人は、ない人と比べて、脳梗塞になる危険性が約5倍、心房細動が原因の脳梗塞の危険性は10倍以上になると報告されています。

脳卒中予防のための「脳卒中予防10ヵ条」

1.手始めに 高血圧から 治しましょう

2.糖尿病 放っておいたら 悔い残る

3.不整脈 見つかり次第 すぐ受診

4.予防には たばこを止める 意志を持て

5.アルコール 控えめは薬 過ぎれば毒

6.高すぎる コレステロールも 見逃すな

7.お食事の 塩分・脂肪 控えめに

8.体力に 合った運動 続けよう

9.万病の 引き金になる 太りすぎ

10.脳卒中 起きたらすぐに 病院へ

日本脳卒中協会では、脳卒中予防のための知識を分かりやすくまとめた「脳卒中予防10ヵ条」を公開しています。とくに重要な脳卒中の危険因子として、高血圧、糖尿病、不整脈(心房細動)、喫煙、過度の飲酒、高コレステロール血症などを挙げています。

高血圧・糖尿病・高コレステロール血症を予防するための塩分・脂肪分控えめの食事、適度な運動、肥満を避けることを勧めています。「脳卒中の危険性について、冬だけでなく1年を通じて注意するべき」というイメージをもち、これからの時期、知識を高め、予防に努めていきましょう。

 

当院では皆様の健康を願って、脳卒中週間はこの10ヵ条を記載したものを配布しようと思います。

玉城クリニック 第1回目のコラムでした。(記載者:都木 登妃子)