ニキビ治療で処方されるイソトレチノインの効果や特徴、副作用など、基本情報から併用禁忌な薬まで、イソトレチノインについて詳しく解説していきます。
当院のイソトレチノインの料金について
メニュー | 料金 |
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イソトレチノイン (20mg) |
初月0円 次月以降:15,000円 |
診察料 | 無料 |
※定期コースのみ取り扱い
当院の場合、6ヶ月定期契約で初月0円でイソトレチノイン治療を始めることが可能です。(診察料も0円)初月が無料なので、実質5ヶ月分(総額75,000円税込)で対応しております。
何度もできる炎症系ニキビや、大人ニキビ、広がってきた赤ニキビなどで悩んでいる方は、ぜひ当院のイソトレチノイン治療をお試しください。
イソトレチノイン(ニキビ治療薬)は怖い?知っておくべき基本情報
まずはイソトレチノイン(ニキビ治療薬)の効果や特徴など、基本情報を知っておきましょう。
イソトレチノインとは?
「イソトレチノイン」は、当院データでニキビ改善率98%の実績のある。重度のニキビ症状や、繰り返しできる炎症系ニキビに対して非常に効果的な治療薬です。
日本では、まだ未承認の医薬品ではありますが、アメリカではFDA(食品医薬品局)によって認可されており、ニキビ治療薬として幅広く処方されています。
他のニキビ治療薬を試してもなかなか改善が見られなかった場合には、イソトレチノインのニキビ治療はとても有効的です。
イソトレチノイン治療が効果的なニキビ
イソトレチノイン治療が効果的なニキビは、特に以下のような重度のニキビや他の治療法が効かない難治性のニキビに対して効果的とされています。
重度のニキビ(尋常性ざ瘡)
イソトレチノインは、炎症性の重度のニキビに対して特に効果的です。具体的には、以下のようなニキビが治療対象になります。
- しこり(結節性)ニキビ
肌の深い層で発生する大きな赤いしこり。触ると痛みがあり、放置するとニキビ跡になりやすい。 - 赤(嚢胞性)ニキビ
膿を伴った大きな嚢胞ができる重度の炎症性ニキビで長期間治りにくく、皮膚にダメージを与えやすい。 - 黄(膿疱性)ニキビ
膿を持った炎症性のニキビ。広範囲のニキビにも効果的。
他の治療で効果がなかったニキビ
皮膚科で処方された抗生物質や、ニキビ外用薬など、通常の治療法で改善が見られないニキビに対しても、イソトレチノインは効果が期待できます
また、複数の治療を試しても効果がなかったり、治療を中断するとすぐに再発するような慢性的なニキビにも有効です。
広範囲にできるニキビ
顔だけでなく、背中や胸など広範囲に炎症性ニキビができる場合も、イソトレチノインは効果的です。
これらの部位にできるニキビは治りにくく、通常の外用薬では対応が難しいことが多いため、内服薬のイソトレチノインが推奨されます。
ニキビ跡を防ぎたい場合
重度のニキビは、治療せずに放置するとニキビ跡(瘢痕)が残ることが多いため、イソトレチノインを使って早期に治療することで、ニキビ跡の予防にもつながります。
イソトレチノイン(ニキビ治療薬)効果・特徴
次に、イソトレチノインの効果・特徴について見ていきましょう。
皮脂分泌を抑制してくれる
イソトレチノインは、強力に皮脂分泌を抑制する効果があるため、特に重度のニキビ治療に非常に効果的です。
ニキビの主な原因の一つは、皮脂腺が過剰に皮脂を分泌することで、過剰な皮脂は、毛穴を詰まらせ、ニキビの原因となるアクネ菌の増殖を促進し、結果、炎症性のニキビが発生しやすくなります。
イソトレチノインは主に「ビタミンA誘導体」で、ビタミンAの働きによって毛穴の詰まりやアクネ菌の繁殖を防ぐことができますが、結果として、ニキビができにくくなり、皮膚の健康状態が改善されます。
治療を継続することで、長期間にわたって皮脂の分泌がコントロールされるため、再発防止にもつながります。
肌の細胞のターンオーバー(新陳代謝)を促進する
イソトレチノインは、肌の細胞のターンオーバー(新陳代謝)を促進する作用があり、これがニキビ治療において重要な効果を発揮します。
ターンオーバーとは、肌の表面にある古い角質が剥がれ落ち、新しい細胞が生まれ、肌が常に新しい状態を保つ仕組みのことで、通常、このサイクルは約28日ですが、生活習慣や食生活の乱れなどで遅れると、古い角質が毛穴に詰まりやすくなり、ニキビができやすくなります。
イソトレチノインは、このターンオーバーを活性化させることで、古い角質が早く剥がれ、新しい細胞が生まれるのを助けます。
ターンオーバーにより、毛穴が詰まりにくくなり、ニキビの原因となる皮脂や角質がたまりにくくなる上に、肌の再生が促進されることで、ニキビ跡の改善や肌全体の質感向上にもつながります。
抗炎症作用でニキビの赤み・炎症を緩和してくれる
イソトレチノインは、肌の炎症反応を抑える働きがあり、ニキビが悪化するのを防ぎます。
具体的には、皮脂腺の働きを抑えることで、アクネ菌のエサとなる過剰な皮脂の分泌を減らし、結果的に炎症を引き起こす原因を減少させます。
また、イソトレチノインは、炎症自体を直接抑える効果もあり、すでにできてしまったニキビの炎症を和らげ、ニキビの赤みや腫れを早く改善します。
この抗炎症作用により、特に膿を伴う重度のニキビや、慢性的に炎症が続くケースにおいて、他の治療では効果が見られない場合でも、イソトレチノインは有効な治療手段となります。
イソトレチノインの効果を感じるまでの期間
イソトレチノインの効果が出る、感じるまでの期間や、目安期間の計算方法について解説していきます。
平均1~2ヶ月で効果を感じる
イソトレチノインがニキビ治療として効果を感じるまでには、一般的に1~2ヶ月(4~6週間)ほどの時間がかかります。
初めの数週間は効果が見られないことも多く、むしろ一時的にニキビが悪化することがあります。
これは、肌の深部で隠れていた炎症や皮脂が表面に出てくるためですが、これは治療が進行している証拠で、多くの場合、その後に症状が改善していきます。
治療を続けていくと、1~2ヶ月(4~6週間)を過ぎた頃から徐々に皮脂の分泌量が減少し、炎症や赤みが治まり始め、約3~6ヶ月の治療を経て、多くの患者さんがニキビの大幅な改善を実感しています。
イソトレチノインは、皮脂腺の働きを抑え、毛穴の詰まりを解消し、抗炎症作用でニキビの原因を根本から改善するため、効果が持続するのも特徴です。
但し、肌質やニキビの重症度によって効果が現れるタイミングは異なります。
体重から目安期間が計算できる
イソトレチノインの摂取量は、体重に基づいて計算され、効果的かつ安全な治療を行うための指標で、一般的な目安として、イソトレチノインの1日の摂取量は「体重1kgあたり0.5~1mg」とされています。
例えば、体重が60kgの人であれば「1日の摂取量は30~60mg」が推奨されます。
治療期間中(3~6ヶ月の間)に累計7,200~9,000mgを摂取することが理想とされます。
医師はこの総量を数ヶ月にわたって分割して投与し、ニキビの重症度や個々の反応に応じて、1日の服用量を調整します。
重要なのは、副作用(乾燥や皮膚の敏感さなど)を管理しながら、体に無理のない範囲で摂取量を調整することです。
ひとまず1クール(16~24 週間)は服用を続ける
イソトレチノインによるニキビ治療は、薬がニキビの根本原因にしっかりと作用し、長期的な改善効果を得るために、1クール(16~24週間)の服用を続けることが推奨されます。
イソトレチノインは、皮脂分泌の抑制や毛穴の詰まりの解消、抗炎症作用によってニキビの発生を抑える強力な効果がありますが、これらの効果が安定し、持続的な改善を実感するにはそれなりの時間を必要とします。
初期の数週間で一時的にニキビが悪化することがあるため、短期間で治療をやめると、十分な効果を得られない可能性があります。
1クール、つまり約4~6ヶ月の間、医師が指示する適切な量を継続して服用することで、肌の状態が安定し、ニキビの再発を抑えられるようになります。
ニキビ外用薬などとは違って、イソトレチノインは内服型の治療薬のため、時間を要することを事前に確認しておきましょう。
イソトレチノイン(ニキビ治療薬)副作用・リスク
イソトレチノインでニキビ治療を始める前に、イソトレチノインの副作用・リスクについても知っておきましょう。
イソトレチノインの副作用
イソトレチノインは、重度のニキビ治療に非常に効果的な薬ですが、強力な薬であるため、次の通りの副作用が発生することがあります。
- 乾燥:
最も一般的な副作用は、肌や唇の乾燥です。イソトレチノインは皮脂の分泌を大幅に抑えるため、肌が乾燥しやすくなります。これにより、唇がひび割れたり、肌がかさつき、目の乾燥、喉の乾燥などの症状が見られることもあります。 - 肌の敏感化:
イソトレチノインは肌のターンオーバーを促進するため、皮膚が一時的に敏感になり、紫外線に対しても敏感になるため、日焼けしやすくなります。外出時は、必ず日焼け止めを使用することが推奨されます。 - 精神面の影響:
一部の患者では、服用中に気分の落ち込みや不安を感じることがあります。精神的な副作用が出た場合は、すぐに医師に相談することが重要です。 - 筋肉や関節の痛み:
長期間の使用で、筋肉や関節に痛みを感じることがあります。特にスポーツをする人や、身体を頻繁に動かす人は、これに注意する必要があります。 - 【重要】妊娠中のリスク:
イソトレチノインは胎児に重大な奇形を引き起こすリスクがあるため、服用中の女性は避妊が必須です。妊娠中や妊娠の可能性がある場合には、この薬を服用することは禁じられています。
イソトレチノインは、ニキビ治療に非常に効果的ですが、副作用が多いため治療中は必ず医師の指導を厳守し、副作用に対する注意が必要です。
イソトレチノインを服用・処方できない人
イソトレチノインを服用・処方できない対象者は次の通りです。
- 妊娠中または妊娠の可能性がある人
イソトレチノインは胎児に重度の先天異常を引き起こすリスクがあるため、妊娠中の服用は厳禁です。また、服用中は避妊が必須であり、治療終了後も一定期間は避妊が必要です。 - 授乳中の女性
イソトレチノインが母乳を通じて乳児に移行し、悪影響を及ぼす可能性があるため、授乳中の服用は禁止されています。 - 肝機能障害のある人
イソトレチノインは肝臓に負担をかけるため、肝機能障害を持つ人には処方できません。また、服用中は定期的に肝機能のチェックが必要です。 - 高コレステロール・高中性脂肪の人
イソトレチノインは、血中のコレステロールや中性脂肪の値を上昇させる可能性があるため、これらの値が高い人には注意が必要です。 - 鬱や精神疾患の既往歴がある人
イソトレチノインは、まれにうつ症状や精神的な影響を引き起こすことが報告されています。うつ病などの精神疾患の既往歴がある場合、慎重に判断されるべきです。
これらの条件に1つでも該当する場合は、服用自体が危険ですので、問診票や診察時には必ず申告をしましょう。
イソトレチノイン服用(治療)後の注意点
イソトレチノインは服用している間だけでなく、服用した後にもいくつかの注意点があるので確認しておきましょう。
妊活に関する注意点/禁忌事項
イソトレチノイン服用終了後の一定期間は、妊娠を避ける必要があります。
- 女性の場合:
通常、服用中・服用終了後6ヶ月間は妊娠を避けることが推奨されています。
また、妊娠を予定している場合は、イソトレチノインの服用を終了してから、6ヶ月以上経ってから妊活を開始してください。 - 男性の場合:
イソトレチノインは男性の場合でも胎児に悪影響を及ぼす可能性があるため、服用中と服用終了後1ヶ月間は避妊することが必要です。
献血に関する注意点
イソトレチノインを服用中、または服用終了後もしばらくの間は、献血が禁止されています。
これは、献血された血液が妊婦や胎児に使われる可能性があり、胎児に重大なリスクを引き起こす恐れがあるためです。
- 服用中は献血してはいけない(できない)
- 服用終了後も体内に残ったイソトレチノインの成分が、悪影響を与える可能性があるため、6ヶ月間は献血してはいけない
イソトレチノインの併用禁忌
イソトレチノインを使用する際には、他の薬や治療法との併用に注意が必要です。
次の通り、イソトレチノインとの併用によって副作用が強くなるか、予期しない健康リスクを引き起こす場合があるので注意しましょう。
- ビタミンAサプリメント:
イソトレチノインは「ビタミンA誘導体」であるため、ビタミンAサプリメントとの併用は避けるべきです。過剰なビタミンA摂取は、頭痛、めまい、吐き気、視覚障害などのビタミンA過剰症を引き起こす可能性があります。 - テトラサイクリン系抗生物質:
テトラサイクリン系抗生物質(例:ドキシサイクリン塩酸塩水和物、ミノサイクリン塩酸塩など)との併用は禁忌です。この組み合わせは、頭蓋内圧亢進(脳内圧力の上昇)を引き起こすリスクがあり、頭痛や視覚障害を引き起こす可能性があります。 - 紫外線治療:
イソトレチノインは肌を非常に敏感にするため、紫外線(UV)治療や日焼けマシンとの併用は避けるべきです。イソトレチノインを服用中は、肌が日光に敏感になるため、日焼けや皮膚の損傷のリスクが高まります。外出時は、日焼け止めの使用や帽子の着用が推奨されます。 - 抗凝固薬(血液をサラサラにする薬):
ワルファリン(ワーファリン)などの抗凝固薬を使用している場合、イソトレチノインとの併用により出血のリスクが高まる可能性があります。これらの薬を服用中の方は、必ず医師に相談してください。
イソトレチノインによるニキビ治療中は、他の薬や治療法との併用に慎重になる必要があります。
併用禁忌を無視すると、深刻な副作用が起こる可能性があるため、服用中の薬やサプリメントがある場合は、当院医師にまずはご相談ください。
イソトレチノイン(ニキビ治療薬)通販等の購入に際しての注意点
個人輸入の通販サイトなどでも見かけることがありますが、イソトレチノインはどこで購入できるのでしょうか?
イソトレチノインは市販では購入されていない!
イソトレチノインは、非常に強力な薬で、副作用・併用禁忌事項もあるため、市販で購入することはできず、必ず医師の処方が必要となります。
また、イソトレチノインは妊娠中や妊活中の女性には重大なリスク(胎児に奇形を引き起こす可能性)や副作用があるため、使用前に十分な説明が行われ、治療中も定期的に医師の診察を受けることが求められます。
そのため、自己判断での使用は健康に危険を及ぼす可能性があるため、服用前には必ず医師の処方を受けて正しく使用することが重要です。
イソトレチノインは個人輸入代行では購入してはいけない!
イソトレチノインは、個人輸入代行サイトでも購入することは可能ですが、非常に危険で、絶対に個人輸入代行サイトから購入すべきではありません。
理由は、個人輸入や非正規の通販サイトで購入した薬は、品質や安全性が保証されていないため、偽造品や成分が不明確な薬を入手してしまうリスクがあるからです。
個人輸入代行サイトは価格もリーズナブルで、買いやすい設定にはなっていますが、服用後のリスクを考えても、絶対に購入せずに、当院で処方したイソトレチノインを服用するようにしてください。
イソトレチノインはオンライン診療でも処方可能!
イソトレチノインは、オンライン診療でも処方が可能で、当院でもオンライン診療を採用しております。
オンライン診療では、まず医師がLINE電話やビデオ通話を通じて、問診を行い、患者の肌の状態や過去の治療歴、副作用リスクなどを確認します。
診察・処方を受けた後は、薬が自宅などに直接配送されるため、クリニックに通う必要がなく、特に忙しい人や医療機関に行きにくい人、地方や遠方でなかなか近くにイソトレチノインを処方してもらえ病院がない方にとって、オンライン診療は便利な診察方法と言えるでしょう。
オンライン診療でも副作用についてや服用方法、併用禁忌、処方できないケースなども、医師によって適切なアドバイスやフォローアップとして情報を共有してくれます。
イソトレチノインでのニキビ治療は、LINEだけで完結できて、業界最安値クラスで処方ができる当院のオンライン診療をぜひご利用ください。
● 処方される薬が正規品で、品質が保証されている
● 自宅でニキビ治療が開始できる
● すぐに医師と相談できる
イソトレチノイン(ニキビ治療薬)に関してよくある質問
最後に、イソトレチノインでのニキビ治療に関してよくある質問・回答をまとめましたので、治療前に確認しておきましょう。
イソトレチノインが効かないことはありますか?
イソトレチノインは、重度のニキビ治療において非常に効果的な薬ですが、まれに効かない場合もあり、効果が感じられないには、いくつかの理由が考えられます。
まず、イソトレチノインは効果が出るまでにはある程度の時間がかかります。
効果が出るまでに服用を止めてしまったり、すぐの効果を期待している方は、「イソトレチノインは効かない?」と感じてしまうかもしれません。
通常、治療(服用)開始から4~6週間で現れ始めますが、完全に改善されるまでに6ヶ月ほどかかることが多いため、短期間での効果を期待しすぎないことが重要です。
効果が感じられない場合は、当院の医師に相談し、原因を追究することが大切です。
イソトレチノインをやめた後は皮脂がまた分泌されますか?
イソトレチノインをやめた後でも、皮脂の分泌が完全に元に戻ることはありません。
イソトレチノインは、皮脂腺の働きを長期間にわたって抑制する強力な効果があり、治療終了後もその効果が持続することがあります。
これにより、皮脂の分泌は以前より少なくなり、ニキビの再発リスクも減少します。
但し、この効果には個人差があり、一部の人では治療後に皮脂分泌が徐々に回復し、再発してしまうこともあります。
この場合でも、治療前ほどの過剰な皮脂分泌には戻らないことが多いですが、治療後の経過や皮脂分泌の状況に応じて、当院医師と相談し、再治療を検討しましょう。
イソトレチノインはニキビの悪化を防げますか?
イソトレチノインは、皮脂の分泌を強力に抑制し、毛穴の詰まりを解消することでニキビの発生そのものを減らし、抗炎症作用によって既にある炎症性ニキビの悪化を防ぎます。
また、治療を続けることで、皮脂腺が縮小し、ニキビができにくい状態が維持されます。
多くの患者は、治療後もニキビの再発が抑えられ、皮膚の状態が改善されますが、初期症状として、一時的にニキビが悪化する「初期悪化」が見られることがあります。
これは薬が効き始めている証拠で、治療を継続することで改善されていくので安心して服用してください。
イソトレチノインでニキビが逆に増えることはありますか?
イソトレチノインの治療初期の症状として、稀にニキビが一時的に増える場合があります。
薬が効き始めている証拠で、皮膚の深層にある皮脂や炎症を表面に押し出すため、治療開始後、最初の数週間でニキビが一時的に悪化したように見えることがあります。
この状態は通常一時的なもので、治療を続けることで徐々に皮膚の状態が改善され、ニキビが減っていきます。
多くの患者は、治療を4~6週間続けることで、ニキビの改善が見られますが、もしニキビの悪化が長期間続いたり、副作用が強い場合は、医師に相談して適切な対処を受けるようにしましょう。
イソトレチノインでも治らない場合はどうしたら良いですか?
イソトレチノインでも治らない場合は、服用し始めてからの期間や、服用量など、医師と相談しながらいくつかの見直すべき点を振り返ってみましょう。
もしそれでも十分な効果を発揮しなかった場合、ホルモン治療や他の内服薬、外用薬との併用が効果を高める場合もあります。
特に女性の場合、ホルモンバランスがニキビの原因であることが多いため、ホルモン治療を検討しても良いでしょう。
加えて、イソトレチノインの治療が効かない場合は、美容皮膚科や美容外科での施術治療(レーザー治療やケミカルピーリングなど)を併用することで効果が得られる場合もあります。
イソトレチノインは何歳から内服できますか?
イソトレチノインは、基本的に18歳以上の方が服用できる治療薬です。
イソトレチノインは非常に強力な薬で、副作用のリスクもあるため、成長期の若年層には慎重に使用する必要があります。
18歳未満の場合、皮膚やホルモンのバランスがまだ変動しやすく、治療の影響が異なる可能性がありますが、18歳未満で特に重度のニキビに悩んでいる場合や、他の治療法が効果を示さない場合は、医師が慎重に判断した上でイソトレチノインが処方されることがあります。
その際は、使用中の副作用や健康状態を注意深く経過観察することが重要で、治療を始める際は、必ず医師と相談し、適切な判断を仰ぐようにしましょう。
イソトレチノインの服用方法について教えてください。
イソトレチノインの服用方法は、通常、1日1~2回、食後に服用するのが一般的で、食事と一緒に服用することで、薬の吸収が良くなり効果が高まります。
服用量は、体重1kgあたり0.5~1mgが目安とされており、体重や症状に応じて調整されます。
治療期間は通常、16~24週間(4~6ヶ月)で、最終的な総服用量は体重1kgあたり120~150mgが推奨されています。
服用中は、乾燥や皮膚の敏感さといった副作用が出ることがあるため、保湿や日焼け止めを使用することが推奨されています。
服用方法や量は、必ず医師の指示に従い、自己判断での中断や変更は避けることが大切です。
イソトレチノインは他のニキビ治療と併用はできますか?
イソトレチノインと他のニキビ治療薬との併用は慎重に行う必要があります。
特に、テトラサイクリン系抗生物質(例:ミノサイクリンやドキシサイクリン)との併用は禁忌で、これらを一緒に使用すると、「頭蓋内圧亢進」のリスクが高まるため大変危険です。
また、ビタミンAサプリメントやビタミンA誘導体を含む、他の薬との併用も避ける必要があります。
イソトレチノインは主に「ビタミンA誘導体」なので、過剰なビタミンA摂取は吐き気、頭痛、めまい、視覚障害などの症状を引き起こす可能性があります。
しかし、保湿剤や軽度の外用薬など、肌の乾燥対策として使うスキンケア製品は、医師の指導のもとで併用可能な場合があります。
治療中に併用を検討している薬や製品がある場合は、必ず医師に相談して安全な治療計画を立てましょう。
ニキビ治療はイソトレチノイン服用治療オンライン診療で
重度の炎症系ニキビや何度も繰り返しできるニキビにおすすめなのが、イソトレチノインの服用治療です。
イソトレチノインは、重度のニキビや繰り返しできるニキビに対して高い効果を発揮し、皮脂分泌の抑制や毛穴詰まりの解消、そして抗炎症作用を通じて、ニキビの根本から改善します。
特に、他の治療法で効果が見られなかった場合でも、イソトレチノインは長期的なニキビの再発防止が期待できます。
但し、イソトレチノインには副作用のリスクもあるため、治療は医師の指導のもとで行うことが重要です。
乾燥や肌の敏感さ、場合によっては精神的な影響などが見られることもありますが、ニキビの根本的な改善を目指すなら、是非イソトレチノイン治療を検討してみてください。
・イソトレチノインは「オンライン診療」のみの受診。対面のクリニックでは取扱なし。オンライン診療のお問い合わせは「Line」でのみ受け付け。LINE上での診療は連携先医療機関の一般社団法人徳志会の医師が担当。