オンライン診療は準備中です。 現在は、直接ご来院の方への処方となっておりますが、LINEでの相談も可能です。
- 玉城クリニックの
肥満・痩身外来(自費診療) - 防風通聖散は真の痩せ薬ではない
- 玉城クリニック完全オリジナルの煎じ薬 『防風減肥痩身湯』について
- 防風減肥痩身湯の成分
- 防風減肥痩身湯の内服方法
- 防風減肥痩身湯内服における注意点
- 防風減肥痩身湯が内服できない方
- 防風減肥痩身湯の価格、配送に関して
- 煎じ薬に関するよくある質問
玉城クリニックの
肥満・痩身外来(自費診療)
当院では漢方を使用した肥満・痩身外来を行っております。
漢方薬はおよそ2000年前の中国で生まれ、5世紀頃日本に伝わってから 日本人に合うよう独自に発展を遂げた 日本が世界に誇る伝統的な薬です。現在中国で行われている医学(中医学といいます)の薬の使い方とは色々な違いがあります。
当クリニックの肥満、痩身外来では、生薬(煎じ薬)でダイエットのサポートをいたします。
急激に体重を落とすことを目的としていません。煎じ薬を飲みながら無理せずリバウンドしにくい体質になることが重要です。また、肥満に伴う体調不良(冷え、むくみ、頭痛、倦怠感、便秘、高血圧など)を同時に改善させ、心身ともに健康になっていただくことを目標としています。
防風通聖散は真の痩せ薬ではない
肥満用の漢方は「防風通聖散」が有名で近年最も売れている漢方処方の一つです。
ナイシトールなどという名前で出回っていますが、実はこの処方を表しています。
ナイシトールの製品情報には、「体に脂肪がつきすぎた、いわゆる脂肪太りで、特におなかに脂肪がたまりやすい方、便秘がちな方に適している」とか、「脂肪の分解・燃焼を促し、肥満症の改善に効果がある」と書かれています。
防風通聖散は、中国北方を支配した金の時代(1115~1234年)の高名な医師の一人、劉完素が記した医学書「黄帝素問宣明論方」に出てくる処方で、「辛温解表、清熱解毒、瀉下、利水」を目標に使用されていました。
体表に悪寒など寒気の存在があり、体内にも熱や便秘があるような「表裏の実」を汗や大便として体外に出すこと、また身体の水分代謝が停滞した状態を正常にするため尿などで排出する作用を持つという意味です。
そもそも、この時代に肥満の方はどれくらいいたのでしょうか。
時代背景から考えてもこの時代に肥満改善薬が作られていたとは考えにくいですよね。
日本漢方では、森道伯率いる一貫堂派が好んで用いた処方で、その用途として「臓毒(ぞうどく)」という考え方を提唱しました。簡単に言うと「臓器の毒」ということで、新陳代謝が悪くなり、身体の中に毒となって滞積したもの、その毒を溜めやすい体質を意味しています。
防風通聖散は、この「臓毒」を駆逐する処方として用いられていました。これらの考え方がどこかで都合よく解釈され、製薬会社や薬局の販売戦略から肥満に効く「痩せ薬」と飛躍してしまいました。
玉城クリニック完全オリジナルの煎じ薬
『防風減肥痩身湯』について
当院で処方する煎じ薬は『発水・利水・瀉下・駆瘀血(血液浄化、血流改善)』を目的に14種類の生薬を使用しています。
長年、漢方専門医として活躍、漢方診療歴45年の玉城博任医師が一から配合し、その効能から「防風減肥痩身湯」と命名しました。それぞれの生薬の特徴を生かせるよう、組み合わせる生薬の相性、配合量にとことんこだわりました。煎じ薬は生薬を水で煮出して煎じた薬のことを表しますが、手軽なエキス錠や錠剤よりも成分の蒸発がなく、添加物が入らないため煎じ薬のほうが安心安全かつ効果が高いといえます。当院では煎じ薬一筋に長年研究を重ねてきた創業100年のヤブキ和漢薬局と提携し、当院の処方箋の指示のもと煎じ薬の製作をお願いしています。
防風減肥痩身湯の成分
茯苓、麻黄、防風、薄荷、牡丹皮、沢瀉、猪苓、大棗など14種類の生薬を使用しています。
当院完全オリジナルの防風減肥痩身湯は3種類(レベル1~3)あり、肥満度や基礎疾患に合わせて種類を決定します。
初回の診察で防風減肥痩身湯の種類(レベル1~3)を決定し、まずは2週間~1か月内服していただき効果を確認します。
2回目以降、症状に合わせて適宜、生薬配合量を調節、生薬の追加を行います。
※当院の肥満、ダイエット外来は防風減肥痩身湯をベースに個々の症状に合わせて生薬配合量を調節するセミオーダーメイド式です。
防風減肥痩身湯の
内服方法
- 1日2回 食前または食間に服用して下さい。(起床時、夕食1~2時間前がお勧めです)
- 就寝3時間前には服用を完了してください。(眠りにくくなることがあります)
- 常温または少しあたためてからお飲みください。
- 味が濃く感じられる方はお湯で割ってお飲みください。
- 生薬配合量が多く沈殿しやすいため、振って混ぜてからお飲みください。
防風減肥痩身湯内服
における注意点
- 服用初日から5日頃まで、心臓のドキドキ、軽度の頭痛、めまい、不眠などの症状が現れることがあります。
これらの症状がでた場合、服用中ずっと続くわけではなく数日でおさまることが多いです。症状が辛い場合は1回の服用量を半分に減らしてください。
- 薬の服用後に消化不良、嘔吐、腹痛、筋肉痛などの症状がある場合は、薬の服用を中止して当院へお問い合わせください。
- ストレス、睡眠不足、過労などで体調を崩した場合には服用量を減らすか、薬の服用を一時中止してください。
- 過度な飲酒や鎮痛剤、ホルモン剤、抗生物質などの西洋薬と漢方薬を一緒に服用すると肝臓に負担がかかる可能性がありますので、お控えください。
- やむを得ず飲酒される場合は、飲酒前後の服用を一時中断してください。
- 生理が遅れたり、早まったりする場合があります。
- 2年以内に西洋医学のダイエット薬、漢方薬などの服用歴がある場合、服用期間、服用量によって食欲抑制効果や減量速度が低下する場合があります。
防風減肥痩身湯が内服できない方
防風減肥痩身湯の価格、配送に関して
内容 | 料金 |
---|---|
初回お試し2週間分 防風減肥痩身湯レベル1 30個(1日2回 15日分) |
12,600円(税込) |
防風減肥痩身湯レベル1 60個(1日2回 30日分) | 25,000円(税込) |
防風減肥痩身湯レベル2 60個(1日2回 30日分) | 28,000円(税込) |
防風減肥痩身湯レベル3 60個(1日2回 30日分) | 31,000円(税込) |
費用は全て税込・送料込みです。
※オンライン診療後から煎じ薬の受け取りまで約10日かかります。
※再処方をご希望の方は早めのご連絡をお願いいたします。
初診料:2,000円
再診料:500円
煎じ薬に関するよくある質問
どれくらい飲めば体質改善できますか?
体重や病状により人それぞれです。肥満に伴う浮腫み、全身倦怠感や腹部症状は1週間程度で改善、食事内容の見直しも行えば体重も1~2Kg落ちることも多いです。
3カ月を1単位として治療を行います。
西洋薬との併用は可能ですか?
長年続けてこられた西洋薬をすぐやめてしまうのは危険です。併用可能なものとそうでないものがありますので、必ず開始前に確認が必要です。
賞味期限はありますか?
賞味期限は3か月ですが、冷凍も可能です。日にちが経過すると生薬が沈殿しますので(特に防風減肥痩身湯は生薬量が多い)混ぜてからお飲みください。
どんな味ですか?
当院の煎じ薬は「痩身ダイエット効果」を追求し、必要な生薬をブレンドしています。ブレンドされている生薬の総量も多く、決して飲みやすいものではありません。
その為、市販されている痩せるお茶、デトックスティーのような飲みやすい味や香りではありません。
治療として飲んでいただくものですから、まずい、飲みにくいなどの理由による購入後の返品はできかねます。
子供の肥満でも使用できますか?
殆どの子供は嫌がって服用されませんので、症例数もないため適応から外しております。
届いた煎じ薬が破損していた場合はどうなりますか?
処方内容を決定した後はヤブキ和漢薬局大阪店に煎じ薬の製作から発送までを依頼しております。破損があった場合はヤブキ和漢薬局大阪店にお問い合わせをお願いします。その際、破損の確認が必要となりますので、自己判断で破棄しないようお願いします。
前回届いたものと味が少し異なるのですが?
生薬の配合量、防風減肥痩身湯のレベルによって味は異なります。また、前回と同じものを継続された場合でも新鮮な野菜と同じで季節ごとに少し味が異なる場合があります。
既製品ではなく依頼ごとに煎じております。
1日2回飲めない場合は効果はない?
味が苦手で1日2回は飲めないという方は1日1回起床時または朝食後に内服することで浮腫みの改善、便通の改善、基礎代謝UPに利用することも可能です。
また、季節の行事やイベントなどで体重が増えてしまった際、元に戻すために短期間内服することも可能です。
購入後の返品は可能ですか?
いかなる場合も返品はできかねます。
内服中に出現した症状について相談は可能ですか?
可能です。簡単な内容でしたらライン相談も問題ございません。(返信が遅くなる場合がございます)
韓国の痩せ薬と同じでしょうか?
近年、韓国から厚生労働省の認可を得ず痩身に関する丸薬、錠剤、煎じ薬が輸入され売買されるケースが多くなっております。
生薬以外に利尿剤や日本で許可されていない成分が検出されることも多く注意が必要です。
日本と韓国、中国は漢方を扱っている点では似ているように感じますが、生活習慣、食文化が全く異なるのと同様、扱う漢方製剤、使用量も異なりますので注意が必要です。
日本で許可されていない成分が含有されている事例もあります。
当院のInstagramでは漢方に関する投稿を行っております。
是非お気軽にフォローください。